この歌が発売された頃は、まだ、夜行列車が運行していたので、行きも帰りも夜行列車に乗れれば、次の日は休みにしなくてもいいし、朝早くに着くから、時間もあるから、あちこち行けたので、夜は夜行列車に乗るために必死だった。東京都内はなんとか大丈夫だけど、神奈川県・千葉県・になると危なくて、焦りまくってた。夜行列車は上野駅発着だから、埼玉県・群馬県・茨城県は、タイミングがよければ、だけど、どこかで異常があると乗れなくなって、上野駅の会議室で泊まったこともあった。夜行列車は、午後11時00分以降が多いから、コンサート終了後は、走って駅に行ったり、タクシーを探したりして、大変だった。だから、帰る時は、ハラハラドキドキ。勝手に、シンデレラの気分でいた。コンサートに行くのは、舞踏会気分だから、それなりにおしゃれして、思いっきり楽しんだら、時間に間に合うように走りだす。靴が脱げないように〜また、王子様に会えるように〜と願いながら、家に帰る。気分はシンデレラそのもの。そして、移動時間は動いているけど、夜行列車は、行きも帰りも眠れない。行く時はドキドキで、帰りは夢の中に浸っていながらも、思い出しているので、眠れない。その繰り返しだった。勝手に、シンデレラは眠れない。そんな時代を思い出してしまう。2000年以降は、ホテルに泊まるようになりました。慌てると乗りまちがえたり、乗れなかったりするので、とにかく、泊まるようにしてます。