やっぱり、奈々さんと春尾先生は知り合いだった。奈々さんは、この時も勘違い気味だったようにも思う。奈々さんは、きっと、誰とでも仲良くなれるタイプなんだろうと思う。だけど、手話をしなくても大丈夫な人たちとは、難しく感じるのね。春尾先生は、耳も聞こえるし、話もできるから、手話だけだと都合悪くなることも知っていたから、奈々さんの態度にキツイことを言ってしまって、終わってしまった。確かに、めんどうくさい。若いから~と言うよりも、話す方が早いし、分かりやすいから、手話にする事がめんどうくさいのは当たり前になる。価値観が違ってくる。奈々さんは、子供の時から、耳は聞こえなかったから、手話は当たり前で当然のことだけど、しかし、高校生で、突然、難聴になった想くんは、まだ、耳は聞こえていたし、話もできたのに、母親は、なぜか、すべてのつながりを切ってでも、静かな世界へと追いやってしまった。普通なら、最後の最後まで、想くんの可能性を信じるとかしないのかなぁ~と思うと、不思議に思う。閉じ込めてしまうのはどうだろう!だからこそ、想くんは情緒不安定になるような気がした。補聴器とイヤホンは違うから、なおさら、聴きにくいこともある。本当に遺伝性なのかなぁ?母親が何か、決めつけて、自分の考えで想くんを苦しめているような気もした。もう少し、距離を持って、見守って上げた方がいいと感じた。姉と妹がいるのに、二人よりも、想くんのことしか、考えていないようにも見えた。もう少し、二人のことも気づかってほしいですね。大好きなサッカーができなくなって、ショックを受けている時に、耳が聞こえなくてもできるサッカーがあるとすすめるシーンは、ちょっと、無神経に感じた。でも、母親って、そう言うことをしたがるから、なおさら、ムカついたりするよね。父親の存在の大きさを感じた。思春期に、病気がわかると、絶望しか見えなくなってしまう。まずは、見守ることが必要な気がする。目黒くんの涙、心にじわっ~ときますね。