映画のCMを観た時から、ストーリーが気になっていた。堅さんと梢さん夫婦と哲彦さんと瑠璃さん。この人たちの関係が、よくわからなかった。どういう関係なのか?これは、時系列を理解しないとわかりにくい。堅さん夫婦と娘の瑠璃さん。しあわせな家族なんだけど、ある日、突然、娘さんが高熱を出した。その後に、子供らしくないことを言い出して、これが、後々のことに関わってくる。始まったばかりの映画なので、ネタバレになるから、詳しくは書けないけど、前世の生まれ変わりがテーマのひとつ。確かに、「ファミリー・ヒストリー」とか「遠い親戚さん」(?)でも、調べていると、突然、変な人が出てくることはなくて、必ず、どこかに、その才能の片鱗が現れてくる人がいる。そう思えば、生まれ変わりもわからないでもないけど、この映画は赤の他人なのに、生まれ変わりとなっている。それがどういうことなのか?生まれ変わりでも、年齢とか見た目も違うのに、亡くなったはずの妻だと言い張る、夫の竜之介。建設会社の社長。いわゆる、バカ坊っちゃんだから、わがままで、常に自分がいちばん偉いと思っている。瑠璃さんとの結婚も、ほぼ強引だし、思い通りにならなければ、すぐに暴れて、DVをする。観ているだけでもつらくなる。この夫から逃げるために、家出をしようとしたのに、夫に見つかり、線路に落としたバッグを拾うつもりで、線路に戻った結果、電車に轢かれて死亡。なのに、堅さんの娘さんを見て、妻と言い出して、車で追いかけて、梢さんと瑠璃さんは、反対側からきたトラックに激突されて、亡くなってしまう。男の方が執念深い。未練タラタラ。女の方が未練をたちきるのが早いのかなぁ?今回は、涼しい顔をして、DVをする役の田中圭さんが、氷のように冷たくて怖い!バックに流れる、ジョン・レノンやヨーコ・オノの歌が心に響いた。もっと早く、哲彦さんと瑠璃さんが出会っていればよかったのに~と思ってしまう。目黒蓮さんがかっこよかった!有村架純さんがかわいくて切なくて~大泉洋さんの演技がすごかったです。しばらくは、田中圭さんが怖くて怖くてたまらないですね。