中森明菜さんが、スター誕生に出演した頃から、観ていた。かわいいと思った。決戦大会で、多くのプロダクションやレコード会社の方々に認められ、デビューが決まった瞬間も観ていた。デビューした時は、女性アイドルが多かった頃なので、清純なイメージだったが、その後に発売した「少女A」が売れて、そこから、中森明菜さんのイメージも変わっていく。そして、彼女自身のプロデュース力が発揮されることになる。ヘアメイクも衣装も、バレエも長く習っていたので、振り付けも彼女らしさが現れてくる。個人的には「飾りじゃないのよ涙は」「北ウイング」「ミ・アモーレ」「DESIRE-情熱-」が好きで、カラオケでも歌っていた。1曲ごとに、いろんな女性に変わる姿が魅力的だった。恋愛や結婚なんかに負けないで、ずっと、歌っていてほしかったと思ってしまう。昨日のライブシーンを観て、さらに、そう思った。20代の若さで表情も歌い方も変化していく。笑顔だったり、前の席の人に声をかけたりと、かわいいシーンもラストになると、目に涙をためていたような気もする。あどけなさとセクシーさと、いろんな顔を見せていた。また、歌ってほしいなぁ~と思ってしまった。56歳の今、大ヒットした歌をどんなふうにプロデュースして歌うのかなぁ?気になってしまう。あのイナバウアーみたいに身体をそらす姿が素敵だった。もう、こんなタイプのアイドルと言うか、歌手は現れないような気がする。