たぶん、2時間SPとかだったら、観たかもしれないけど、これから、3ヶ月も誘拐の話ですすむのかなぁ~と思ったら、怖くなって、BSで「相棒」を放送していたので、過去に、再放送を含めて、2~3回は観たけど、とりあえず、2時間で終わるから~と思って観ていたら、妹を誘拐しようとした男にケガをさせた、少年がたまたま、近くの花屋さんの家で籠城することになった。警察及び刑事たちは、勘違いしたままで、深く考えないで、犯人を捕まえようとしていたが、杉下右京は、よ~く考えて調べて、そんなに簡単な事件ではなかった。警察庁の偉い人や官僚、または一流会社の社員も所属していると言う、時代錯誤の男尊女卑で、女性蔑視の「健全な家庭を作る会」を作っていた。男は偉くて、男のためにしないと、暴力暴言をはき、妻や子供を傷つける。そして、その暴力暴言に傷ついた妻と子供たちはシェルターで過ごしていても、妻や子供は男たちにとっては物であって、人間ではないらしい。シェルターにいても、すぐに、男たちは警察庁の偉い人に話して、そのお偉いさんは、元暴力団の力を借りて、まずは、子供を誘拐して、それから、妻が戻らざるをえなくなって、また、いつもの生活に戻ってしまい、ひとりの女性が自殺していた。事件扱いにしなくてはいけないのに~杉下右京は、すべてを知った上で、少年に時間を稼ぐために、いろいろと伝えて、その間に犯人たちに連れ去れていた、少年の母親を助ける。右京さんたちが頑張ったのに、一番悪いはずの警察庁のお偉いさんのお手柄となって、さらに、出世すると言うから、あきれてしまう。ドラマなのに、イラついてしまった。でも、実際には、悩んでいる人もいるかも知れないと思うと、男が信じられなくなってくる。視聴率が悪かったからなのか、「となりのチカラ」でもあった、家庭内暴力で悩んでいる母と娘のことなんて、なんとも思わない人が多かったのかと思うと悲しくなる。ドラマだけの世界の話ではない。現実的にもありえると思うと、なおさら、ムカついたストーリーだった。杉下右京さんみたいな人がいるといいなぁ?