もう、33歳とは思えない。かっこいい!素敵!個人的には、「護られなかった者たちへ」に感動しすぎて、どうして、日本アカデミー賞に選ばれなかったのかなぁ~と思ったくらい。生活保護とは関係ないと思っている人が多いのかなぁ~と思う。たまたま、スマホのニュースで、大阪のクリニック放火事件の犯人も、二度、生活保護の申請を出していたけど、却下されていたと言う。社会保険事務所側は、日本全国を探してでも、その申請した人の家族や親戚がいないかを探して、たとえ、何十年も付き合いがなくても他人同士でも、過去に繋がりがあったことを証拠に却下してしまう。そして、申請できるのは65歳以上と言う説もある。追い詰められて、おかしくなってもしかたない状況を作っているような気がする。犯罪を犯すのはいけないことだけど、そのような状況を作ることに協力しているように思う。何のための生活保護?誰のための生活保護?地震やコロナ禍で、働く場所もなくして、住む場所もなくなって、どうしていいのかわからなくなる人がいても、いろいろと理由を言って、たとえ、病人であっても仕事が見つからなくて困っていても、簡単に「働きなさい。生活保護は認められません。」と言える、その心境が人間とは思えない。きっと、今まで、まわりにそんな状況の中で生きている人がいないから、想像もつかないのかも知れない。こう言う仕事をしている人たちにこそ観てほしい映画だと思う。先日の東北地震の時にも、思い出してしまう。地震やコロナ禍の中で、どれだけの人が大変な思いをしていたかなんて思わないのかなぁ?つくづく、何のための、誰のための生活保護なんだろう?ぬけぬけと「生活保護があるだろう!」と言った政治家の人、自分の財産を投げ出すくらいの思いで考えてほしいですね。私の心の中では、「護られなかった者たちへ」は、日本アカデミー賞です。