オリジナルは観たことはないけど、ダンスシーンや歌うシーンは観たことはあるし、「ロミオ&ジュリエット」を元に作られたストーリーなのも知っていた。そして、なんと言っても、ジャニーズ事務所ができるきっかけにもなった映画なので、どうしても、気になっていた。野球が大好きだった、ジャニーさんが近所の少年たちと野球をしていた。しかし、ある日、雨が降って練習ができなくなった時に、ジャニーさんが少年たちを連れて観に行ったのが、「WEST SIDE STORY」で、映画を観た少年たちが歌ったり踊ったりすることに興味を持ちはじめて、結成されたのが、ジャニーズだと何かで読んだ。だから、どうなるのかなぁ~とワクワクしていた。マリア役の女優さんが、声が綺麗で歌もうまくてうっとりしました。ミュージカルって楽しいとも思いました。それでいて、すぐ決闘したがる青年たちが、単純で子供に思えたけど、結局は、移民せざるを得なかったプエルトリコ人と、人種差別したがるアメリカ人たちの争い。そして、もとはと言えば!政治家や警察にも責任があるのに、偉そうな警察官たち。今でも、ありますよね。人種差別。この問題がおりなすラブストーリー。恋愛は自由なはずなのに、仲間以外の人とは恋愛も結婚も許されない。昭和の田舎もそうだった。結婚は市内じゃないと認めない。本人の意思は無視!大人が勝手に決めたことで、子供たちがつらい思いをしても当然。なんとなく、他人事のようには思えなくて、切なくなってきた。それでも、最後まで観られたのは、あのヒラヒラのスカートをひるがえして踊るシーンや綺麗な歌声のシーンのおかげだと思う。みなさん、一度は観てくださいね。昔のストーリーだけど、今にも通じるような気がした。いい年だけど、おばさんの私でも、踊りたいなぁ~なんて思うくらいだから、10代の少年たちがハマるのは当然ですよね。フォーリーブスと郷ひろみさんの「急げ若者」とかSnow ManとSixTONESが出演した「少年たち」を思い出しました。