ある方が、以前、新聞の投稿で、出生率が少なくなったのは、「若い女性が子供を生まなくなったから~」について書いていらして、納得した。なぜか、出生率の低さは女性が原因とされているのかと言うこと。私もそう思っていた。私は独身で子供はいないけど、まわりには、不妊治療を受けた人が何人もいたので、いつも、疑問に思っていた。すぐに、子供ができた人は分からないかも知れないけど、不妊治療で悩んでいる人や苦しんでいる人も多い。特に、舅姑に小姑。勤務先や近所の人に親戚までがいっしょになって、「どうして、子供ができないの?」「なぜ、作らないの?」と、さんざん、言われ続けて苦しんでいることも知らない。子供がいらない人もいるし、いなくてもいいと言う人もいる。いない方がおかしいと言うのもおかしいでしょ。もともと、出生率が少ないのは、今、始まったことではないと思う。江戸時代や明治時代などには、子だくさんの家では間引きしたり、育てられないからと養子に出したり、奉公に出したりしていたし、時には、子供を育てると言いながら、お金を渡して、そのあとに殺していたと言う、悲惨な事件もあった。戦後には子供が多すぎて、学校に行くのも大変で、田舎では働く会社も少なくて、集団就職で都会に出てくる。特に、戦争中に、たくさんの若い青年たちが戦死したことも原因があると思う。そして、女性たけではなく、男性にも子供ができない可能性もあるのに、すべて、女性のせいになる。戦後から20世紀の終わりごろまであったと言われる、優生保護法に基づいての避妊手術。誰が決めたのか、はっきりと分からないが、ひとりの人間の遺伝子を残すことはいけないと判断された人たちが、思春期の頃に何も知らされずに手術をされてしまう。大人になって、結婚して子供ができなくて、調べてみたら、その手術が原因と知る。そんなこともおきていた。だから、必ずしも、女性側の問題じゃないのに、常に女性のせいにされてしまうのはおかしいと思う。産むことも大事だけど、今、生きている子供たちが安全に成長していくことが大切じゃないのかな?変態な教師に暴力暴言の教師。イジメは多いし、虐待される子供も多い。まずは、そこから、考えるべきだと思うけどね。作る時だけ参加して子育てには参加しない夫たち。事件や事故に災害。常に、子供を大切にしてほしいと思う。産むだけではいいとは言えない。みんながみんなが、しあわせな思いで産婦人科に行っていると思わないでほしい。「不妊治療にも力を入れます。」的なことを、総理大臣は言っていらしたけど、どこまで理解しているのかが気になりますね。