子供の数が多いからとか、障害者や病気の子供を少なくするために~とかの大人たちの勝手な理由で、1948年~1996年の間に、強制的に行われていた不妊手術及び人工妊娠中絶をすること。本人の同意がなくても、各都道府県の審査会で「適当」とされた場合、不妊手術ができた。全国で男女16,475人(女性が7割)の方が、強引に手術をされている。こんな悲惨なことが23年前まで行われていたことが怖い。10代の何がなんだかよくわからない年齢の頃に、強制的に行われていた。そのことにムカついてしまう。今と違って、いろんな知識やニュースがない。多感な年頃の子供を狙っているようで、怖い。いわゆる、適齢期と言う年頃になって、結婚して、これから~の時に妊娠ができない。いつまでたってもできない。あの時代なら、舅や姑はもちろん、親戚や近所の人にまで責められてしまう。そこで、やっと知る。恐ろしい現実。勝手に大人たちが、してしまったこと。今、あちこちで、その手術を受けられた方々が損害賠償の訴訟をおこしている。結婚しても、子供ができないことで離婚したり、結婚さえも認められなかったかも知れない。そのことも、今の少子化に関係しているような気もする。この保護法を考えた人もその手術にかかわった人たちは、もう、この世の中にいないだろう!でも、手術を受けた方々は、今、現在、生きていらっしゃる。いつまでも、心の中に、ずっと、ひっかかっていたと思う。自分の人生を自分自身で決めることもできず、まわりから、ひどい言葉ばかりを言われていたのかと思うと、つらすぎる。そんな過去のことなど、気にもせずに、簡単に「子供は3人は産んでほしい。」とか「子供を産まない女が悪い。」と言うのは、どうなんだろう?こう言う現実もあったことを考えてから、少子化について発言してほしい。常に、上から目線で、女が結婚もしない、子供を産まないのはおかしいと言うのはどうなんだろう?こんな男がいる限り、女は苦労しますよね。特に、田舎だとね。結婚=妊娠出産=しあわせ。それは、本人が決めることです。間違えないでほしい。