母も好きなので、永瀬廉くんと神宮寺くんが出演する番組は録画予約したから、とりあえず、「相棒」を観ることにしたけど、いろんな意味で怖いストーリーだった。ウイルスを製造してばらまいて、感染させる計画をたてている教授とそれを使ってテロを起こしたい人たちと、限界集落で子供たちといっしょに生活しているが、とんでもないことを教え続けている、老人の作家。ウイルス製造の教授は、ある国の工作員に騙されてウイルスを渡そうとするが、部下に見つかってしまう。そこへ、よくわからない集団のボスがウイルスを狙ってくる。さらに、老人の作家に間違った教えを受けてしまった、少年と少女がとんでもない事件を起こしてしまう。いちばん、気になったのは、老人の作家。何も知らない子供たちに間違ったことを教えたために、「自分たちは2075年からやって来た。」とわけのわからないことを言いだす。高齢者の方が話すことには、ためになることやいいことも多いけど、特に、田舎では、都会はよくないところと言いきかせるように話す。田舎はいいよと言って、都会への進学や就職させないようにしていたことを思い出した。経験しないとわからないはずなのに、何回も何回も話して、思いとどまるようにしてしまう。その結果、大人になった時に、さみしい人間になる。元々、共感を得ないと満足できない女たちは、嫌なおばさんとなってしまう。そんな感じのするストーリーに感じた。何もわからない子供の頃に、周りの世界と遮断して、ひとつの世界だけに入りこむのはよくないと思った。どちらかと言うと帰国子女や転勤族の方がいろんなことを経験していて、引き出しの多い人間になるからいいと思う。ちなみに、富山県は、転勤族を嫌がる人が多いです。閉鎖的になってはいけないと感じた。子供の環境は親や周りの人たちが守ってあげないと感じたストーリーでした。ここだけが、すごく悲しくて切なかった。さすが、右京さんでしたね。