個人的には成人式に関しては、いい思い出がない。なぜか、振り袖禁止令があって、振り袖が着られなくて、写真も撮影することもなかった。レンタルだって、知り合いや親戚から、借りることもできるのに、それに、あの頃は大雪で吹雪。振り袖どころではない状況なのに、何が何でも振り袖禁止。意味がわからない。そのかわり、成人式のために洋服は買わなくてはいけないから、どっちにしたって、お金はかかる。そんなわけで、成人式の写真はありません。年数がたてばたつほど、この時の悔しさとかさみしさは強くなってしまう。私の母が私や妹の時には、振り袖禁止だからと言うことで、着物はもちろん、洋服も買ってくれるわけでもなく、写真も撮影することもなかったのに、妹の娘、そう孫のために、振り袖も帯も、すべて購入して写真撮影をして喜んでいる姿を見た時は、ちょっと、ムカついた。ひと言、「ごめんなさいね。」と言えばいいのに、言い訳ばかりして、逃げようとしていたことが許せなかった。20才の記念の写真がないので、とりあえずは、元気なうちに宝塚か、綺麗に撮影してくれると言うスタジオで、写真撮影をしたいなぁ~と思っている。なぜ、振り袖禁止令かと言うと、貧富の差が出るからと言うことだったけど、あの頃、すでにレンタルもあったし、大雪だったから、振り袖を着ようなんて気にもならないことに気づかなかったのか?と不思議に思う。だから、こんな、ズレた感覚の大人になりたくない。そう思った。
昨年、「はれのひ」事件があったけど、ああ言う事件は許せないですね。振り袖を着るか着ないかは、本人が決めないで、直接、関係のないような大人が決めることが許せない。今はもう、そんなバカな禁止令はないし、成人式の日がズレてからは、お天気のいい日も多いので、みなさん、振り袖を着てくださいね。20才には20才にすることをしましょうね。後悔しないようにね。