ジュリが亡くなって、ショックを受けた香子さんは、ボランティアに行って、ワンちゃんたちと触れ合うことで、心の傷を癒していたような気がした。でも、常に心に闇を抱えているような、母の頼子さんは香子さんのすることなすことすべてに反対して、香子さんの気持ちを理解しようとしない。いかにも、わかっています的に神楽坂の再開発に賛成の態度をとっているけど、本当はコオ先生とコオ先生の母親が嫌いなだけ。コオ先生の家も病院も潰れればいいと思っているだけ。いやな女。孤独な女。誰にも相手にされないのかしないのか。自分だけが悲劇のヒロインと思っているみたい。いつも、あんなに暗くて、することなすことすべてに反対されたら、娘だっていやだよね。だから、ワンちゃんが必要なのかも知れないジュリが亡くなったから、自分で何とかしようとしている娘の気持ちも考えないで、「うちにふさわしくないから、飼ってはいけない。」とか「坂の上病院には行ってはいけない。」と反対してしまう。頼子さんは香子さんが、暗い子だと思っていたらしいが、香子さんがコオ先生の家で楽しく過ごしていたことを、コオ先生の母親から聞いてショックを受ける。頼子さんは、自分の母親が亡くなったあとに、父親がコオ先生の母と仲よくなったことに不満を感じていた。でも、もしかしたら、父親がさみしくて、コオ先生の母親のもとに行っていたのかも知れない。頼子さんは自分だけが悲しんでいると言う思い込みが、すべてに対して拒否反応していたのだろう。ある晩、香子さんがボランティアで面倒をみていたワンちゃんが、頼子さんになついてきて、その後、異変がおきる。そして、コオ先生の病院へ連れて行って手術となる。術後、コオ先生が頼子さんに話しかけて、コオ先生がずっと、もっていたお守りを見せたことにより、二人の間に和解が~これで、頼子さんも素直になれるといいですよね。
今回も、ロミちゃんを中心に親子関係とか家族について、考えさせられましたね。コオ先生の家族とそのお弟子さんたちの関係が、温かくていいですよね。みんなが、明るくなるのがいちばんですね。ひとりだけ、悲劇のヒロインぶったりしてもダメですよね。無理して仲よくするのもおかしいですけどね。
来週はどうなるのかな?コオ先生とトキワさん。