疎開することになり、たくさんの荷物を持って、萬平さんの親戚の家に向かう。その列車の中でも、萬平さんを気づかう福子。福子は、列車の中で立っている、高齢者の方にも気づかって、席を替わってあげる。その分、荷物を鈴さんに持たせることになるので、鈴さんはご機嫌ななめ。駅に着いて、これから歩くことになると、「バスはないの?」とわがままを言い出す。時代がわかるいないのかしら。福子は、常に萬平さんを気づかって、休ませたり、荷物を交代に持ったりするのだが、かまってちゃんの鈴さんはおもしろくない。親戚の家に着いても、福子と萬平さんはさっさと生活する準備を始めるが、鈴さんは挨拶も兼ねて、箱を渡そうとするが、相手にされない。そして、またまた、言ってしまった。足軽の娘なのに「武士の娘ですから~」。昭和19年になっても、言い続けるなんて、子供みたくてかわいいですね。