シーナ&ロケッツの名曲ですね。確か、「半分、青い。」の中で、ユーコが口ずさんでいた。🎵それが私のゆめ ユメユメユメ🎵あの頃は、テレビでもラジオでも、よく聴いていた。ボーカルのシーナさんとギターの鮎川誠さんはご夫婦で、当時は双子の娘さんがいることは知っていた。あのはじけるような感じのシーナさんが妻でもあり母でもある。なのに、ロックバンドのボーカル。憧れていたのは確かですね。今回のドラマは、そのシーナさんこと鮎川悦子さんにスポットライトを当てたドラマ。福岡発なので、福岡ではもう、春に放送されていたそうです。悦子さんの小学生の頃の夢は歌手になること。狭い北九州の町は息苦しかったらしい。何をするにも反対されて、自由になれずに窮屈過ぎて、何回も家出を繰り返していた。そんなある時、たまたま、入った店で好きな曲がかかっていて、それがきっかけで鮎川さんとつきあうようになる。その頃、悦子さんの周りには、同じようにロックやブルースが好きで、それについて語りあえる人たちがいなかった。田舎はそうなんですよね。知りすぎていたら、「変な人」のひと言で終わってしまう。彼氏どころか友だちもできない。そんな時に出会った二人はいっしょに暮らし始める。双子が生まれて、しばらくは子育てしていたのだが、鮎川さんのバンドに女性ボーカルをとなって、レコーディングするが納得いかず、ディレクターにすすめられて、悦子さんが歌い始めると見事にハマった。それから、シーナ&ロケッツの始まりだった。RockとEtsukoを合わせてロケッツとなった。そして、この「ユーメイドリーム」が大ヒットする。その後も、喉の病気になったりしながらも活躍されていたけど、2015年に子宮頸がんで死去。これから、どうなるのかと思っていたら、現在は双子の娘さんのあとに生まれた、三女の方が鮎川さんといっしょに活動していらっしゃると言うことで、ちょっと、安心した。ドラマでは、「ユーメイドリーム」でヒットするまでだったけど、悦子さん役をしていたのが、石橋静河さん。そう、「半分、青い。」のより子さん役を演じていた女優さん。どんどんと解き放たれて変化していく、悦子さんをうまく演じていた。私も、もう少し、勇気があれば、田舎から飛び出せたかな?なんて思ってしまった。鮎川さん役の福山翔大さん。福岡で活躍していらっしゃるようですが、どことなく、鮎川さんのイメージが重なって素敵でした。
高校生で何回も家出をする悦子さんを、ただ、怒るだけでなく、叱りながらも娘に寄り添う、父と母。だからこそ、あれだけのパンチ力あるボーカリストになれたのかな?なんと言っても、共通の話題で語りあえる仲間がいるとしあわせですよね。素敵なドラマでした。カラオケで「ユーメイドリーム」を歌いたくなってしまった。🎵それが私のゆめ ユメユメユメ🎵