このタイトルの意味がわからなかったけど、映画を観たらわかった。まさか、木村拓哉さんがあんな役をするとは思わなかったし、二宮和也さんのすごい迫力の演技に吸いこまれてしまって、実際に取り調べを受けてきいるような気がした。出演されている、俳優さんも女優さんも素晴らしい演技をされるので、恐怖も感じました。いろんな事件が報道されるたびに、思っていたことだけど、何が正義なのか何が真実なのかとなると、個人的な思いこみや感情は排除して、冷静で公平に判断しないと冤罪はおきるのかも知れない。過去に犯罪を犯したからと言って、また、犯罪をするかどうかよりも、違う角度から考えられないのかなとか、自分の知り合いの人を殺した犯人だけど、時効になっているからと、証拠を捏造してまで犯人にするのはどうかな？とか｡いろんな疑問が生まれてくる。それでも、それを押しとおそうとするのはどうかなとも感じた。いろんな出来事が重なって、ひとりの人間が自殺する。その裏に隠された政治家の恐ろしい計画。ひとつひとつだけでも、解決するのも大変なのに、次から次とおきる事件の多いこと。最後の最後まで、どうなるのかなと思ったけど、二宮さんが演じる、沖野啓一郎の叫び声がすべてを表現していたのだと思う。やっぱり、二宮和也さんは最高で最強の俳優でした。