今日はサイン会なんですよね。とりあえず、応募券を貼ってハガキを送ったけどハズレた。当たってほしかったけど、ここで、運を使ってしまうと秋ツアーが苦しくなると思って、心配もしていた。経済的にも座席にも影響するかな~ってね。そう思っていたら、ハズレてしまったけど、ちょっと、安心したのも事実。そして、「音叉」を読み始めた。なかなか、読めなくて、途中で止まっていたので、ラストスパート状態で読み終えた。私も通り過ぎてきた時代でもあるから、なんとなく、理解できる時代背景。想像と言うよりも納得できる。
この小説が発表される前までは、遠い昔に発売された、なぜか、実名で書かれた小説「蜂の王様」を思い出して、いやーな予感がしたけど、読み始めたらそうではなかった。上手く3人を散りばめた感じだった。あくまでも、個人的意見だけど、ひとりは幸ちゃんと桜ちゃんをミックスした感じがしたけど、あとの3人は高見沢さんの分身のような気がした。私の中のAとBという言うよりも、ひとりの人間の中にある、なりたい自分となりたくなかった自分。過去・現在・未来。子供と大人。男と女。常に心の奥とか頭の中の隅っこにある、そんなイメージが変化しているのかな~って感じた。それと、高見沢さんは、良く歌詞で「守りたい」とか「守ってあげたい」と書いているけど、本当は守ってほしいとか守られたいのかな?とも思った。どうしても、女性に振り回されている、主人公はご本人そのものかな?なんてね。きっと、女性を振り回すと言うより、黙ってついてくるタイプが理想なんだけど、どうしても、振り回されてしまう。または、振り回したくなる人なのかな?なんて思ってしまった。自分ではないと言うことらしいけど、どうみても、高見沢さんの分身たちの活躍としか思えない。だからこそ、読み終えることができたような気がしますね。やっぱり、かわいい人ですね。時々、母性本能をくすぐられますね。そこが、高見沢さんの魅力と思っています。
できることなら、主人公を振り回す女性のひとりになりたかったなぁ~無理だけどね。