60年前の事件が引き金になって、さまざまなことがわかっている。60年前に殺された、クラブのダンサーの犯人は同じクラブで働くボーイだと言うことで、逮捕されて12年の刑をうける。しかし、そのことを不信感を抱いた、ダンサーの孫が天城を訪ねて来る。が、60年前のことなのでと考えているうちに、その孫が殺されて、本当のことを調べることとなる。60年前に何があったのか?郵便局員だったはずの男は会社の社長となっていた。謎の白のスーツに帽子の男はダンサーとボーイの中学校の先生だった。当時はオーダーメイドが多かったことから、すぐに誰か判明する。「先生」と呼ばれていた男はその二人の先生だった。先生が教え子のダンサーに手を出して、妊娠。そして、出産。そのため、母親に娘を預けて、毎月21日には現金書留で仕送りをしていた。その仕送りを受け取って送っていたのが、郵便局員の男だった。ある日、先生がダンサーともめているうちに、首を絞めて殺してしまった。郵便局員は、見ていた。そこへ、ボーイの男の子が入ってきて、結局、郵便局員がボーイの男の子に自首をすすめて逮捕される。その後、先生を脅して金を取り上げて会社を始めたと言うことだった。本当に悪かったのは、郵便局員と先生。大人が少年に罪をかぶせた、最悪の冤罪事件だった。先生の犯罪は時効だけど、恐喝したあげくに、ダンサーの孫を殺した、元郵便局員の参考人として警察へ~となる。最悪の人たち。実際にあの前後の時代には冤罪事件が多いから納得してしまった。
このエロい先生の老後を演じた、大出俊さんも悪い役をするようになって、寂しいですね。そして、気になったのが、ボーイ役の少年時代を演じた、勧修寺保都さん。あの元モーニング娘。の後藤真希さんの甥っ子さん。昭和時代のレトロ感漂うルックスが気になりました。若いのに哀愁が似合う人だなぁ~と思いました。その60年後を演じた、小松政夫さん。いい味をだしていましたね。ちょっと、哀しいと言うか儚いストーリーでしたね。