とりあえず、岐阜に帰ってきた。鈴愛と花野ちゃん。実家は草太が新しいカツ丼のメニューを考案して、大繁盛。祖父・父母・弟夫婦もいるのに、実家で働けると安易な考え。自営業の家に生まれて育つとそうなるんだよね。それが、おかしいことに気づかない。それもめでたい性格だと思ったけど、偶然に律が食堂にやってくる。ブッチャーから「律のところも、奥さんが教育ママでお受験でうるさくて、うまくいってないみたい。」的なことを言われて、さらに、めでたい鈴愛は律も離婚したと思いこんで、昔のプロポーズを受け入れようなんて、安易なことを考えていた。律は、たまたま、名物のカツ丼を食べに来ただけだった。そこを奈生ちゃん(ブッチャーの妻になっていた。)が指摘する。「鈴愛は自分の都合のいいように考えるよね。」確かにそうなんだよね。律は、母親の和子さの病状とかもあって、たまたま、単身赴任で来ていただけだった。電話に子供が出たことで、離婚したと思って、過去のプロポーズを持ち出すなんて、ありえない。鈴愛ちゃん、もっと、しっかりして!と言いたくなる。どうしても、心配になってしまう。そんなかわいい人なんだと思った。ちょっと、天然かな?もっと、冷静になってね。花野ちゃんのためにもね。