昔は今みたいに、いろんな手段とか方法がないから、テレビだって映画の種類だって少ないから、つまり、田舎にはおもしろいことがないから、結婚させられるしかなかった。自分で選ぶことも無くて、見ず知らずのおばさんたちが強引に話を勧めて結婚させてしまう。夢に描いていたような生活にはほど遠くて、舅と姑に小姑もいて、自分の自由な時間はなく、子供は姑にとられた形となり、いやでも、フルタイムで働いて、会社と家の往復しかない。たまに、スーパーに買い物。それ以外の場所には行かない。旅行はもちろん、市外も県外も行くことがない。早く結婚して、早く子供を産めば、早く楽に遊べるよ。そんなはずはない。子育てに終わりは無いはず。ベルトコンベアにのせて、次から次と縁談をもってくる。こちらの考えは聞かないで、勝手にランクを決めて「これで我慢しなさい!」人の人生を何だと思っているのだろう?もう、結婚だけがしあわせとは限らない時代になって、ほっとする。都会はどうなのかは知らないけど、田舎は、専業主婦は認めない。工場でもいいから、フルタイムで働くことになる。そして、青年団とか婦人会とかの小さなコミュニティの中で生きることだけを求められる。こんな世界にだけは入りたくなかった。納得いかないことばかりの田舎なんてなくてもいいと思ってしまう。今は、青年団にも婦人会にも入らない人が多くなっていいことだと思う。もっと、広い世界を相手にしないといけないですよね。