野口五郎さんと西城秀樹さんのエピソードのひとつにある。屋台のラーメン屋での出来事。あの頃は、歌番組が多かったし、アイドルをどう扱っていいのかわからない、プロダクションの人たちは、彼らを管理することがいちばんと思ったらしい。でも、それは、番組やコンサートで、みなさんが楽しめるようにするのがいちばんで、アイドルを管理することではなかったと思う。ホテルからホテルの移動ばかりで、息苦しかったであろう、彼らの悩みや苦しみ、そして、さみしさにも気付かなかった。ファンとしては、誰もいない時間帯なら、屋台のラーメンを食べさせてあげてもよかったと思う。冷たい豪華な弁当よりも熱いラーメンがおいしいこともある。なのに「アイドルがそんなことをしたら、イメージが壊れるからダメだ。」とマネージャーのひと言。私はムカついた。恋愛も自由にできない。ひとりで自由に歩くこともできない。そして、ラーメンもダメとは~そこで、野口さんと西城さんは、ホテルの窓からおりて屋台のラーメン屋で、ラーメンを食べたと言う。そんな状態で、活動していたと思うと、涙が出てくる。ファンはそんなふうに思っていないのに。西城さんが亡くなられてから、わかったことだけど、病気で倒れるまで、毎日、タバコは3箱でワインは2本あけていたと聞いた。きっと、こんな、管理されて自由のない中で、それをするしかなかったのかも知れない。今は、比較的、アイドルものびのびとできることもあって、のびのびし過ぎて問題になることもあるけど、アイドルも人間。アイドルのプロダクションの人も人間。ファンも人間。本当に大事なことは何なんだろうと思ってしまった。ファンの人たちもしてもいいことと悪いことを考えて行動しないと、迷惑がかかることを覚えていてほしいですね。
もう、あの時代のマネージャーみたい人はいないと思うけど、プライバシーにかかわることには注意するようにしてくださいね。みんなが楽しめるようにしてくださいね。