今から、47年前に起こった、浅間山荘事件に関わった方たちの証言を放送していた。子供の私でも覚えているニュースだった。毎日、テレビを観て新聞を読んで、スクラップブックを作っていた。警官の方が2名と一般市民の方が1名、犠牲になられたことも知っていた。その後、犯人たちがどうなったかも知っていたけど、でも、一般市民の方が経営している会社がクレーンを提供していたとは知らなかった。そして、その方が「あれは失敗だった。」とおっしゃっていたのは驚いた。最後に、何回かテレビに出演されている、犯人のひとりが話しているのを観て、なぜか、許せない思いになってしまう。当時、19才で未成年だった彼が、本当は名前は出さないのが普通なのに、あまりにも、悪いことばかりするからの理由で、名前は発表されることになってしまった。赤軍派ってなんだったの?本気で日本を変えるとか政治を変えることができると思っていたのかな?警察に追われて山に逃げて、結局は男と女の集団だから、恋愛関係になるのはしかたないこと。これを嫉妬心から許せないと感じたトップの女性が、総括とか言いながら、リンチ殺人をして埋めて、逃げ場を無くした5人が、浅間山荘に押し込んで、管理人の奥さんを人質にして立てこもった。一見、今の大学生よりは日本とか政治のことを考えていたように思えるけど、本当は自己満足したかっただけなんじゃないのかな?かっこいいと勘違いしていただけのような気がした。この事件のことが放送されるたびに、何とも言えない、怒りがこみ上げてくる。坂上忍さんは、俳優だから、冷静に対応できるのかなと思った。そして、ほとんど、記憶に残っていない年齢だったから、冷静だったのかも知れない。