国立科学博物館での特別展。3800年前の頭蓋骨の歯のDNAから、復元された顔を見たかった。そこへたどり着くまでに、いろんな展示があった。自分自身が脳動脈瘤になるまでは、レントゲン写真さえも見るのは嫌だった。でも、入院して手術してからは、時々、定期的にMRIの画像データを見ることが多くなったせいか、実際に、人体から取り出された臓器や脳も冷静に見られるようになった。いや、見ないといけないと思った。もっと、人間の体と言うものを考えないといけないと思った。心臓って、こんなに大きいの?とか仕組みを理解することで、最終的には急性心不全で亡くなると言うことの意味もわかった。最新の顕微鏡画像。白黒画像にイメージで色をつけていた写真。「美しく、騒がしい」体内の世界を表現していた。こんなに、綺麗なら、大切にしたい。私の臓器と思ってしまった。だからなのか、「ブラックペアン」で、やたらとスナイプとかカエサルとかのおもちゃみたいな新兵器を使いたがる医師たちが納得いかないなぁ~って感じた。
最近、科学博物館がおもしろくてたまらない。子供の頃は理科関係は、大嫌いだったけど、今は好きになってきた。もっと、早く気づけばよかった。