「半分、青い。」の律くんが、鈴愛ちゃんとファィルを取り間違えたために、受験票が見つからなくて、探している時に、鈴愛ちゃんのおじいちゃんが倒れて助けを求めていたために、京大の受験ができなくなった。正確にはセンター試験が受けられず、滑り止めの東京の私立大学に行くこととなる。鈴愛ちゃんの家族が律くんの家にお詫びに行くと、律くんのお父さんの弥一さんが、「京大に行けるほどの成績ではなかった。」とか言いだしてびっくりする。その後、鈴愛ちゃんと律くんが話していると、実は律くんは律くんなりに悩んでいた。子供の時から成績がよくて優しくて、親も手のかからない状況だったから、周りが勝手に期待し過ぎて、本人もそれに答えざるをえない状況だったことがわかる。高校受験の時にわかっていたのだった。それを思うと、神童と言われるような人たちも大変なんだなぁ~と思った。誰にも言えなくて理解してもらえない。2番目より下の人は1番になるチャンスはあるけど、1番の人は現状維持以外に自分を守る方法がない。その一方で、自分の限界も見えてくる。その葛藤の中で生きてきた律くんがかわいそうだった。みんな、同じなんですね。成績がいいとか悪いとかは関係なく、自分自身のことで悩んで、誰にも言えなくて苦しんで、それが青春でそれが人生なのかな?人はみな、常にもがき苦しんで成長して行くのかな~なんて思いながら、観てました。29才の佐藤健さんが18才の役を演じているけど、違和感がないですね。さすが、俳優さんだと思った。