大相撲の土俵での女人禁制は明治時代から始まったそうで、「伝統」をしつこく言うわりには、最近のことなんですね。それに、巡業先ではちびっ子相撲があって、女の子も土俵に上がっている。室町時代や江戸時代には、女の人も相撲していたらしい。当時の絵も残っている。61年前には女性力士もいたとか。当時の写真も残っている。なぜ、女人禁制になったのか?「女同士が取っ組み合うのはみっともない。」から始まり、明治時代の家制度。いわゆる、家督制度の男尊女卑の考えがもとになっているらしい。このことを相撲協会及び、あの日、「女はおりろ!」「女は上がっていいのか?」とヤジを飛ばした男の人たち。自分で現場を確かめることもなく、上司に言われるがまま、「女の人はおりてください。男の人はあがってください。」のアナウンスをした、若い行司。現役の力士たちも、誰も知らなくて理解していないように思う。ただ、伝統だからと思っているだけだと思う。宝塚市の市長が「土俵に上がれなかったことが悔しい。」と挨拶したことを受けて、昨日、巡業先の静岡市の市長が「女性の市長が土俵に上がれるように、21世紀の間に変えてください。」みたいなことを言ってらして、男性なのに、よく言ってくれたと思った。明治時代からだったら、家督制度からだったら、伝統と言えるのかな?東京オリンピックも、あと、2年。もう少し、考えないといけない。きっと、相撲協会の理事長クラスの人たちは、伝統よりも男尊女卑の考えが強いのかも知れない。そして、いつの間にか、相撲ファンの男の人たちにも、理解できないままに思いこんでしまったような気がする。伝統は残さないといけないけど、時代に合わせていかないといけないこともある。
「トイレに行っていた。」と言って、知らんぷりするつもりだった、某親方。ネットでその会場で見ている様子が撮されていた。嘘が下手過ぎる。今は昔と違ってごまかせないのだから、嘘をつかないようにしてほしいですね。