最後の最後まで、理解できない家族だったけど、いちばん、普通だったのは秀作だったのかな?と思った。あのお父さんは問題を起こしすぎ!それを子供に押しつけてなかったことにする。ずうずうしいよね。それをまともに信じて、警察官なのに罪を犯してしまう。突然、現れた息子と名乗る男の子を、そう簡単に取り違えたことを認めて、交換してみようなんて思うかな?結局、邦夫は金持ちの生活を味わいたかっただけなのかもね。警察官をクビになることもわかっているのに、父親のスキャンダルのために頑張る、秀作がかわいそうだった。どんなに冷たくされても、千晶に夢中な秀作の後輩の尾関と秀作の彼女の里子。そして、父親が失脚したため、執事もクビになるのだけど、小岩井は近所のカレー屋で働き、楠木はクリーニング屋で働く。でも、秀作が出所してきた時に、家族みんなが受け入れる。最後は安心したけど、いったい、邦夫はなんだったのかな?と思ってしまった。どんな家庭にも違和感なく、とけこんでいく、秀作がうらやましく思えた。