「もみ消して冬」お金持ちで、父親も子供たちも、りっぱな仕事をしているのに、キャラがおかしすぎる。中村梅雀さんや小澤征爾さんや山田涼介さんは、通常はきちんとした、比較的真面目で静かな役をやることが多いのに、今回はどこか間抜けで、ドジな役。なのに見事に演じている。波瑠さんは、たまにキツい役もするけど、今回みたいにドSな役も珍しいけど、意外と違和感がない。執事役の浅野和之さんと千葉雄大さんも、おもしろい。そして、この家族に絡んでくる、クリーニング屋の従業員役のアンジャッシュの児嶋一哉さんも存在感があったりする。そして、いちばんのびっくりは、かっこいいのに、なぜか、笑わせる役が多い、小瀧望さんがカチカチに堅くて、真面目な警察官を演じていること。この主な出演者の意外な役や演技がおもしろくて観てしまう。昨日も、なぜか、失恋と思い込んで落ちこむ弟と殺人事件の犯人と間違えられて落ち込む兄が、ショックが大きくて立ち直れなくて、二人で外で寝てみたり、同じ部屋で二人で寝たりと、考えられないシーンがなんとも言えなくらいにおかしくて笑ってしまった。これから、どうなるのかと楽しみなドラマですね。