フィギュアスケートで、4回転ジャンプをたくさんすればいいと言うのは、どうなんだろうかと思ったりすることがある。フィギュアスケートは、音楽とスケートと表現力の調和だと思う。音楽の世界観やリズムを無視してまで、4回転ジャンプを飛んでも素敵とは思えない。それは衣装やヘアスタイルなども同じだと思う。ジャンプする時は、どうしても準備しているような感じになるので、手はどうでもよくて足元にだけに神経がいってしまって、心、ここにあらずの状態。だから、観ていても美しくない。その上、間違ったSimple is Bestなのか、黒一色のお通夜または葬式スタイルとか、スケートリンクに紛れてしまう白一色の雪だるまスタイルだと、どんなに素晴らしいスケートをしても、美しくない。もっと、美と言うものを考えてほしいと思う。そんなに、衣装も音楽も気にせずに何回転もまわりたいのなら、スノーボードやスキーモーグルフリースタイルでも、すればいいのではと思う。4回転ジャンプのために、手持ち無沙汰でスケートをするのなら、フィギュアスケートではないと思う。この先、ロボットもフィギュアスケートをするようになると、より人間らしさが求められると思う。4回転ジャンプをたくさんして、いい気になっているようだとメダルはとれないと思う。もっと、フィギュアスケートと言う芸術の世界観を見直してほしい。基本的に、たくさんのお客様の前で何かを表現する時は、ドレスコードが必要だし、終わったあとには、必ず、お客様や審査員などの多くの人に向かって、礼をするのも当然だと思うが、絶対にしないで知らん顔して帰る人もいる。そのままでは、選手としても認めたくないですね。何回転ジャンプしても、それ以上に美しく表現する力をつける必要があると思う。そして、すべての人に感謝する気持ちも必要だと思う。今回のメダリストはすべての面で完璧でした。