ここにも、頭も体も心も硬くて、自分のことしか考えられない、どうしようもない上司がいる。事件性が無ければ、調べなくてもいい。そんなことだから、ストーカーとか通り魔とか、変な事件が多いと思うけどね。ある一人の助教授が教授になれなくて、他の大学に行ったりしたけど、なれそうになくて、アルバイトをするが、元々は法医学だから、普通の医師のようにはできなくて、診察も健康診断も血液検査も、まともにできなくて、将来に絶望してしまう。結局は、自殺だったけど、はっきりしないから調べようとしていた。偉い人は自分の立場だけですむかも知れないが、被害者の遺族には、いろんな問題がおこってくる。それでも、関係ない顔している、偉いと言っても部長クラスなのに態度がデカすぎる。自分の家族がそうなったら、どうなるのだろう?と思ってしまった。せっかくの論文をライバルに渡して、自殺してしまう。助教授から教授の壁の難しさ。改めて、大変な世界だと感じた。この自殺した、元助教授の妻役を演じていたのが、古村比呂さん。子宮頸がんを克服したと思ったら、再々発で肺とリンパ節にも転移しているとは思えない、素晴らしい演技でした。ドラマのストーリーとリンクしているような気がして、ちょっと、つらく思ってしまった。一生懸命に頑張っても上がれない人もいるのに、汚いことをしたり、隠蔽したりしても、そして、反対する人をつぶしても上がって行く人がいるのは許せないと思った。素直に努力した人が報われる世の中になってほしいと思った、ストーリーでした。