エンドロールを見ながら、号泣してました。原作は又吉直樹さんで、監督が板尾創路さん。主役が菅田将暉さんと桐谷健太さん。これは最高でしたね。お笑いの世界で生きてきた人が、描いた世界をあのCMでも、お馴染みの俳優がうまく演じてました。ドラマの時は、徳永役の林遣都さんは頑張っていたと思うけど、神谷役の波岡一喜さんが怖すぎて、迫力がありすぎて、ついていけなかったけど、桐谷さんは適度に怖くて、ちょっと、不器用な感じをうまく演じていたと思う。徳永役の菅田将暉さんは、漫才師として生きて行く上での悩みや葛藤をうまく演じていた。相方の山下と少しずつ、ズレが生じてきて、関係がうまくいかなくなる。中学生の時に出会って、コンビを組んで漫才を始める。しかし、思っていたよりも売れない。ネタもできない。そんな中で、神谷と出会ったことが刺激となるのだが~結局、スパークスは解散するし、あほんだらも消滅するのだが。花火で始まり花火で終わる。このシーンが印象的だった。きっと、違う環境と違う思いで見る花火は印象的でした。このラストの花火とエンドロールに流れる、菅田さんと桐谷さんの「浅草キッド」の歌と出演者やスタッフの名前を見た瞬間に、涙がこぼれてきた。いろんな思いが凝縮されている気がした。

どんな年齢でも、どんな職業でも、いつかは必ず、通る道のような気がした。まわりの人はわからないかも知れないけど、悩んでもがいて、それでも、必死になって生きている。みんな、そうなんだと感じた。「火花」も「音叉」も時代背景は違うけど、人間の根本的なものは変わらないのだと思った。若者も高齢者も変わらないのかも知れない。また、改めて、「火花」を読んでいます。