冠城さんが利用するコンビニの定員の健次郎くんが殺される。明るくて素直で真面目な男の子が~。最初から、健次郎くんの兄があやしかった。金融コンサルタントをしているらしいが、うまくいっているようには見えない。聞けば、勉強が嫌いだった健次郎くんは中卒後、コンビニでアルバイトして生活していたらしい。偶然に出会った女性に好意をもっていたが、その女性も兄にとられてしまう。2年前に、窃盗犯逮捕となる証言をしたことで、健次郎くんにすごい才能があることがわかり、大学に数学の勉強をするために通っていた。さらに、夜も印刷工場にアルバイトをしていた。この印刷工場では、健次郎くんが通っていた大学の受験問題を印刷していた。これが、殺されるきっかけのひとつだった。金融コンサルタントが資金不足のために、弟の能力を使おうとして、大学の教授や講師も参加して、受験問題を盗ませることを思いつく。そして、それを売って金儲けを企んでいた。が、健次郎くんが、どうしても、解けない問題があることに気がついて、講師に訴えた。それが気にいらない講師が殺したのだった。教授も講師も褒めるわりには、雰囲気がおかしい。なぜ、講師が殺したのか?いつまでたっても講師のままだった。教授の道が遠いことと健次郎くんに、受験問題の間違いを指摘されたことがムカついたらしい。ひとりの素直で真面目で一生懸命に、仕事に勉強に頑張っている、かわいい青年を周りの大人が自分たちの欲望で、殺してしまったような気がする。どんなに、素晴らしい才能をもっていても、それをきちんと理解して導いてくれる人がひとりでもいれば、いい方向に行くこともあるのに、その才能を利用して自分の利益にしようとする人ばかりだと、悲惨な運命になってしまうこともある。そんな簡単にうまくいくわけがない。まずは、それから、考えないといけないと思う。最近は家族さえもよからぬ考えでせめてくることもあるので、注意しないといけないような気がする。

今回は、弱い立場だなぁ~と感じた時から、負の要素をもったことばかりが近づいてくるのかな?自分らしく生きられるように強くなりたいと思った。