もしかして、現代の高卒での就職は、昔の中卒で就職なのかな~と思ったりする。高校の先生たちも求人募集している会社も、そして、就職する学生の親たちも、とにかく、就職が決まればいいと思っているのかなと感じてしまった。高校側は高校に来ている求人には親切だが、生徒自身が探してくる求人には冷たかったりする。そして、普通科以外の学校には工場がほとんどで、作業員が多い。本当は県外に行きたくても、親たちが反対する。県内でとこだわる。交通が不便でも、「車を買えばいいじゃない。」と言われて、車を買って保険も入らなくてはいけなくなって、少ない給料では何もできない。友だちと約束しても、お金はないし、街の中心までは遠いし、急に残業になったりして、疎遠になってしまう。もちろん、素敵な人との出会いもないから、楽しみがなくなる。となりの芝生状態になる。「本当はこんな仕事はしたくない。」と言っても、親たちは「せっかく、就職したのだから、我慢しなさい。」と言われて、我慢するけど、会社に若い人は少なくて、おばさんばかりで、感覚は母親みたいな人ばかり。話も通じないし、悩みや不満も言えない。だから、成人式を過ぎると、退職する人が多くなる。その頃になれば、大人だからいいかって感じで、何も言わなくなる。田舎でいちばん、いやなのはおばさんたちが、あれやこれやと聞いてくること。入社したばかりの人たちは、仕事を覚えるために必死なのに、仕事をしている最中に話したがる。拒否すると「いやな子」だと噂し始める。人によっては器用不器用とあるから、その人にあった教え方をすればいいのに、それができる先輩も上司もいない。その能力のない人がその立場にいるから、できるはずがない。大きな会社なら、その立場の人が研修に行くこともあるが、中小企業はそんなこともないから、指導力のある人はいない。どんなに、政府が働き方改革を推進しても、田舎の中小企業には関係ない。3連休でも1日しか休みがなかったり、ゴールデンウィークに海外旅行を計画しても、「ダメ!」と言われる。プレミアムフライデーはもちろん、あるわけがない。ハッピーマンデーも関係ない。そんな中で、18才から定年まで働くはずがない。それでも、高校側も会社側も親たちも改革しようなんて考えてない。すべては就職内定率をあげたい。ただ、それだけなんだと思う。未来がある少年・少女たちは、本当に自分がしたいこと、やりたいことを見つけるためにも、勉強してくださいね。親たちはそれに協力してあげてくださいね。高校側も会社側も、自分たちのことばかり、考えないで、現実に目を向けて、若い人たちを見守りながら成長できるように努力してください。

勉強はしすぎて損をすることはないけど、しないと損をします。本も読みすぎて損はしないけど、読まないと損をします。できる限り、いろんなことを知りたいので、できる範囲で読書して通信教育を受けたりして、勉強し続けたいと思っている。