やっぱり、女の争いですね。インテリアコーディネーターが殺されて、その時に落ちていた龍の目や刺しゅう糸で犯人が見つかるのだけど、最初はホテル経営者の妻があやしいかなぁと思っていた。そして、刺しゅうの先生もあやしいかと思ったけど、この先生はホテル経営者の本当の母だと言うことがわかった。このインテリアコーディネーターも生意気な女で、刺しゅうの先生の生徒が作ったクッションを犬の小屋に入れていた。これを見た生徒がショックを受けて、殺害したと言うことだった。この生徒の作品の参考にでもなればと思ってあげた気持ちをバカにされたと感じたらしい。何かを作ると言うことは、自分の持っている力や知識や技術を駆使して作る。これは、プロでもアマでも、同じだと思う。ただ、もらう人や見る人には理解できないこともある。興味のない人にはゴミに見えるかも知れないが、興味のある人にはものすごく新鮮に、そして、輝いて見える。いやなら、いらないと言えばいいし、誰かに渡せばいいのに、犬のおもちゃにされたらたまったものじゃない。しかも、常に上から目線の生意気な女。だからと言って、殺していいわけがない。作ることが好きな私にはわかるような気がする。だから、私は自分の作品を周りの人に見せないようにしている。理解できる人が少ないし、説明しても理解できない。こんな時、SNSは最高の発表の場だと思った。話はそれてしまっだけど、この生徒も生意気なインテリアコーディネーターに作品を渡さなければよかったのにと思った。今は何でも買える時代だからこそ、何かを作ることにこだわる人もいれば、そう言うことに興味を示さない人もいる。理解できない人に時間を使うくらいなら、理解できる人を探す方法を考えた方がいい。
今回、裁縫が苦手な榊マリコが指を刺しながら、刺しゅうをするシーンも観ることができてよかった。個人的には理解できるストーリーでした。やっぱり、女の敵は女ですね。