1回目の時は緊張もあったので、さらっと読めなかったけど、今回はスラスラと読めた。なぜだろう!たぶん、前回の時はこれは誰がモデルなのかな~的なことを考えたけど、今回は、それぞれにそれぞれの要素が散りばめられているような気がした。そのせいか、すんなりと読めた。そして、思ったことは、高見澤さんも還暦を過ぎたからこそ、書けたのかな~とも思った。若い時のことだけど、ある程度、年をとったからこそ書けるのかな?と思った。この小説を若い時に書かれたら、ちょっと、生々しく感じていやだったかも知れない。「蜂の王様」みたいになってしまいがちだしね。どうしても、女は彼女とか女友だちの存在には敏感になりやすいからね。個人的には、連合赤軍とかあさま山荘事件と出てくるだけでも、あの時代のことがよみがえってきて、身近に感じた。子供のくせに、この時代のことは鮮明に覚えているし、絶対に忘れられない出来事だったからだと思う。そして、あの頃、あんな感じのバンドをやっている人たちは多かった。プロでもアマチュアでも、それがわかっていたからかな~とも思う。ファンの中では、いろんな意見があると思うけど、これはあくまでも、小説なので気にしないでほしい。THE ALFEEのようでTHE ALFEEじゃないと思って読むとおもしろいと思っている。

これから、どうなっていくのかが楽しみですね。期待してますよ。高見澤俊彦さん。