平野美宇さんのご両親が、元卓球選手で卓球教室もやっていることは知っていた。お父さんは内科医だそうですが、数学者のお祖父様も卓球をしていらしたそうなので、卓球一家なんですね。美宇さんの妹さんたちも卓球選手です。そんな家庭だからこそ、自然と卓球を始める環境にはなってしまう。福原愛さんのように言われて悩んでしまうこともあったそうだけど、お母さんの「美宇は美宇でいいよ。」で自分を取り戻す。だが、リオで補欠だった悔しさから、次々と選手権を勝ち抜いて行く。そんな美宇さんのお母さんは、とにかく、元気。卓球教室の指導や経営も大変なのに、娘の応援には自費で駆けつける。元教師だからこそだなぁ~と思ったのが、三女の亜子さんが発達障害とわかった時から、将来のことを考えてあちこちに声をかけて保護学級を作ったと言うこと。普通のお母さんなら悩むだけでどうすることもできなかったりするけど、そこは元教師だから、将来、一人でも生きて行けるような状況を考えることができたのかなと思った。発達障害のことをよく知っていて理解しているからだろうと思った。教師じゃなくても、いろんなことを知って理解できる人でありたいと思った。それが、差別とか虐待を少なくすることにもつながるような気がする。もっと、いろんなことを知りたい。そう思う。

みんな違って、みんないい。No.1ではなく、Only1。それぞれがそれぞれに輝けるといいですね。

平野美宇さんのお母さんを見ていて、内村航平さんのお母さんを思い出した。慌ただしく忙しくしていても、子供たちへの愛情を忘れずに厳しい時は厳しく、優しい時には優しく、そして、親として指導者として応援して、常に自分の生き方も見失うことなく生きている。うらやましいと思った。