昨日、何げなく観ていたニュースで取り上げていた。男性が車椅子で女性が健常者のペアで踊る。健常者同士でも大変なのに、必ず、一人は車椅子で踊ると言うルールらしい。男性の大前光市さんは元々はプロダンサーを目指していたのに、オーディションの帰りに雨でスリップした車にはねられて、左足を切断することになり、ダンサーの夢は消えつつあった。女性の四本紀代美さんは、母の信子さんが社交ダンスの指導でドイツ・オランダに留学した時に見た、車椅子社交ダンスを日本に取り入れたそうです。当然、娘の紀代美さんも社交ダンスで活躍して、その後、指導者及び審査員として、再び、活躍された時に大前さんと出会い、ペアを組むことになる。お二人とも、ダンサーをしていらしたからすごい技もできるのだけど、でも、年齢や考え方の違いから、ぶつかることもあるが、最終的には、なんと、世界選手権で3位入賞と輝かしい成績に結びついた。車椅子社交ダンスは老人ホームのリクリエーションとしても普及しているらしい。車椅子で踊ることもできる。それが楽しみになっているらしい。車椅子でのテニスやバスケットボールや陸上競技は知っていたけど、社交ダンスがあるなんて知らなかった。思っていたよりも激しく踊る姿はかっこいいですね。しかし、大前さんが20代の若さで、夢半ばで挫折せざるを得ない状況だったと思うと、つらくて苦しくて、想像するだけで、なんとも言えない思いがあったのだろう。そんな思いを車椅子社交ダンスに向けて生きて行く道を見つけたのかな?四本さんとの出会いも新しい夢への扉を開くことになったのかな?とも思った。障害者があるとかないとかではなく、常に自分に何ができるかを考えていきたいと思った。生きている限り、できないことはない。常に前を向いて生きていきたいと強く思った。