全国的に有名な富山県の会社の社長が、「富山で小中高と過ごした人は、地方の大学に行っても、閉鎖的だから採用しない。」と発言して差別していると、富山県関係者の間で問題になっているらしいけど、確かに閉鎖的なところがある。ただ、今の若い世代の人には少ないと思う。高齢者の方には多い。だから、昔は、地元の大学や専門学校以外の入学どころか、受験さえも許されなかった。結婚にしても同じ。嫁に行くのは県内だけとか就職も県内以外は、認めないと言われて、夢も希望もない人生を送っていた人も多い。転勤されるのも困るから、昇進もあきらめて、地元で定年を迎えるのが当たり前とされてきた。転勤してきた人も受け入れない態度をとる人もいた。その我慢してきた世代の人が大人になって、自分の子供たちには、そう言う思いをさせたくない。だからこそ、子供の好きな夢や希望を叶えるようになったし、昔と違って、どこにでも行くようになって、地元の意識は昔ほど強くないように思う。せめて、若い人たちだけは違うと思ってほしい。個人的には、よく言ってくれたと思います。この決めつけられた中で、夢や希望も捨てて田舎で我慢しないといけなかった人にとっては、ありがたいと思うはず。一度は離れてみないと田舎とか故郷の良さはわからないと思う。まるで、呪文のように「富山はいいところ。都会はよくない。富山以外で暮らすのは間違い。」みたいに言われ続けて、都会に行きたくても行けなくて、暮らしたくても暮らせなかった私は、「閉鎖的」の言葉には納得してしまう!本当に鎖国状態だと感じることは多い。世の中のいろんなことにも興味をもたない人も多い。

すべては、家を守るためで、子供の夢や希望を考える余裕がなかった時代があったから、そう言われてもしかたがないと思う。
採用するしないは別だけど、そう言われてもしかたがないことは認めるしかないと思う。