2007年に公開された映画だけど、田舎の映画館で公開されなかったので、確か、東京に行って、観た記憶があります。嵐をバックに写真を撮ってもらえる企画があって、そのコーナーのスタッフに撮ってもらいましたが、どこにあるのかな?と思っています。過去に使っていたガラケーで撮ってもらったので、どこにあるのかもわからない。それはそれとして、この映画のストーリーを知らないで観た。最初のシーンで、二宮さんが演じる主人公の家族の話から始まる。この家族(本人と妹と病気の母親)が話している言葉が、富山弁だと感じた。それも、完璧に近くて、さらに夜行列車の止まる駅が、大宮と赤羽だったので、たぶん、夜行列車で「富山なんだ!」と思って、真剣に観てしまった。物語は5人の若者たちの青春物語。それも、1964年の東京オリンピックを前にして、ドンドンと整備されて行く高度経済成長の時代。でも、その波に乗れないのか乗らないのか、わからないけど、時代に取り残された青年たちの話だけど、昨日、DVDで観て思ったのは時代に関係なく、誰もが経験することなんだなぁ~と感じた。大なり小なり、こんな時期があるはずだと思う。あった方がいいと思う。自分の夢と現実の違いに悩みながら、自分の生き方を探していく。この青年たちには、考え方は違うが、同じような環境で同じような夢を見ている、仲間たちがいたからこそ、乗り越えて行けたのかな?と思えるストーリーだと思う。この映画には、1960年代ならではの状況のシーンも多いので、若い人たちには、ぜひ、観てほしい作品です。
この映画の音楽を担当しているのは、「SAKEROCK」と言うインストメンタル専門のバンドで、メンバーの一人が星野源さん、もう一人が浜野謙太さん。今では、ものすごく活躍されている人たちだったのもびっくりですね。この頃の嵐も、今ほどの人気はなくて、何とかしなければと本人たちはもちろん、スタッフやファンも考えていたような気がする。だからこそ、全国ロードショーにはならなかったけど、ファンにとっては楽しみの一つだったと思う。もう、こんな映画もこんな形でのロードショーもできないけど、あの頃の気持ちや思いは大切にしたいですね。
二宮さんは、本当に天才だと思うくらいの俳優だと感じた、作品の一つです!今日も観る予定です!DVDでね。