前から行きたかったので、行った。まずはバスで晴明神社へ。バスの中で隣に座っていたおばあさんがおもしろい方で、「降りるバス停は教えるから」と言われて、それまでいろいろと話をしていた。おばあさん曰く「晴明神社は何もないよ。映画の時は人が多かったけどね。」とか「裕次郎が映画の黒部の太陽に出ていたから、黒四ダムに行ったけど何もなかった。」と言っていたけど、晴明神社はいいところだった。鳥居の前に立つとスッキリした感じがした。お詣りをして絵馬を書いて、ストラップを買って帰ってきたけど、ここの景色がすごかった。現代的な高層ビルの谷間に、ひっそりと晴明神社があった。緑に囲まれた小さな神社。その向かい側には、たくさんの木々が風に揺れていた。その木々の横に川があるようで、かなりの段差があったと思う。その向こうにも高層ビルが並んでいた。この対比がいいなぁ~と思った。その景色を見ながら、京都駅に戻りお昼を食べたあとに京都鉄道博物館へと行った。鉄道博物館行が行ったあとだったので、梅小路公園で降りて行くように、バス停で説明している人に言われて、その通りにして行った。入場してすぐに、新幹線と普通電車と蒸気機関車を見ただけでうれしくなって、さらに奥に入ると、夢の世界だった。鉄道の歴史もすごいけど、数々の歴代の電車と制服やいろんな資料があって、興味深かった。1階はいろんな蒸気機関車や電車の展示と中に入ることもできる。懐かしい、昔の駅や改札口も再現されていた。踏み切りもあった。2階は文学や音楽で鉄道に関するものの展示や電車の運転のシミュレーションがあったり、電車運行の指示ができるコーナーもあったりでおもしろい。プラレールのコーナーは大きくて、観覧席もあって、次から次と電車が走って、ドクターイエローを見た時は感激!3階のデッキからはいろんな本物の新幹線や電車が見えるので、皆さん、いっせいに写真を撮っていた。子供連れの家族も多いけど、意外と、おじさんが友だちと来ている人も多かった。男のロマンかな?って感じですね。最後は蒸気機関車を20台ぐらいに並んでいるところを過ぎてミュージアムショップに行って終わりなんだけど、想像以上に楽しかった。行ってよかったと思う。帰りのバスの中から、京都の街を見た時に思ったけど、高層ビルに挟まれるように昔からあるような、レトロ感たっぷりの普通の家があったり、歴史そのものな感じとバス停や街の名前が京都らしくていいなぁ~と思った。古いものを大切にしながらの新しい時代のものも取り入れる。そのバランスがうまくて、素敵な街づくりになっているなぁ~とも思った。古いものを壊さずに新しいものと同居させるようなことをしないと、空き家ばかりが増えて田舎は滅びると思うような気がする。
子供を都会に行かせないようにするのではなく、どうすれば、若い人たちが田舎で生活することができるかを考えて、街づくりをしてほしいと思う。新幹線があるから大丈夫ではないと言いたい。何よりも街づくりが大切なのだと、京都のバスに乗って思った。