「アプリケの世界」の展示があったので、行って来た。地元の美術館で、しかも、チューリップフェアの会場の中にあるので、チューリップフェアのチケットがあれば無料で入ることができる。午後から、散歩がてら行って来た。ちらっと、チラシを見た時から通じるものがあるように思ってた。宮脇さんを紹介するパネルに書いてあった言葉が心に響いた。「このまま、なにもせずに死んでしまってはつまらない。」のひと言に納得できた。私も、同じ思いだからだ。ただ、生まれてきて進路も結婚も親に決められて、自分の存在さえもわからないまま、死んでしまいたくない。私の生きていた証を残したいと思って、何かを作るようになった。宮脇さんもまた、自分の思いを布にたくして作り続けた作品が展示されていた。子供の服やバッグに付けるような、アップリケではなく、芸術作品になっている。端切れや残り布で、身近なものを自分の感覚で作られている。タペストリーやドイリーみたいなものから屏風や着物までのさまざまな作品があった。40才で作り始めて90才で亡くなられた、宮脇綾子さん。生きていらっしゃる間にお会いしたかったなぁと思った。とにかく、作品の素晴らしさに衝撃を受けました。
久しぶりに、エレガガーデンにも行って、写真も撮ってきたので、これからの作品に役立てたいと思う。
家に帰ってから、宮脇綾子さんのことを調べたら、「美しいものを美しいと言いたい。私はその感動を私は布へ持っていった。」と言う言葉も、私は納得できる。私もそう思う。常に、美しいものを美しいと認めて、美しい作品を作り続けて行きたい。