このドラマには、ちょっと、私の憧れもありました。何かをいっしょに始めていろんな思い出を共有できるような仲間がほしかった。ただただ、そんな仲間がほしかったのに、その仲間を作ることもできなかった。学校でも職場でもいいから、いろんな人に出会うチャンスを失うことになってしまった。ずっと、友達と言うよりも仲間がほしかった。でも、親に進路を勝手に決められて家からも出られないような状況になって、ショックだった。あの時から、自営業とか商売が嫌いになった。自分でお店がほしいと言うよりも、もっと、勉強してブランドを作りたいと思っていたけど、子供服を売る店なんて考えもしなかった。給料と言っても、小遣いしかもらえず、洋服も化粧品も靴もまともに買えないのに、母は「化粧をしなさい。」とか「綺麗な服を着なさい。」とかうるさかった。高校の友達とも話が合わなくなり、学生の方が私よりもお金を持っていて、ついていけなくなり、離れていった。その頃の私は、いかにして、ここから出ていくか、この親から離れるかばかり考えていた。その後、父が亡くなり、店を閉めることになり、自由になったが、まともな社会経験のない私は、なかなか、仕事が見つからない。自営業だから、雇用保険もない。苦労したあげく、経験者だからと子供服販売の仕事についたけど、世の中はドンドン進んでいて、未経験者同然だった。ここからは、もう思い出したくない。
べっぴんさんのドラマには、私の夢や思いがつまっていた。私の母はこのドラマを観ようとしなかった。たぶん、いやな記憶を思い出すことになるからだと思う。今でも、母は私のことを理解しようとしない。いや、理解できないのだと思う。成人式と聞くだけで、母の暴言を思い出して涙が出てくる。戻れるなら、せめて、18才の頃に戻って学校に行きたいと思う。私が何かを習いたいとか勉強したいと言うと「そんなことをして何になるの?そんなお金があるなら貯金しなさい。」と言う。そんな母は似合いもしない、高い値段の服を買って満足している。「そのお金があれば貯金しなさい。」と言いたいけど、何をされるかわからないので、ひっそりと準備を始めようと思う。
べっぴんさんのドラマには、私の夢や思いがつまっていた。私の母はこのドラマを観ようとしなかった。たぶん、いやな記憶を思い出すことになるからだと思う。今でも、母は私のことを理解しようとしない。いや、理解できないのだと思う。成人式と聞くだけで、母の暴言を思い出して涙が出てくる。戻れるなら、せめて、18才の頃に戻って学校に行きたいと思う。私が何かを習いたいとか勉強したいと言うと「そんなことをして何になるの?そんなお金があるなら貯金しなさい。」と言う。そんな母は似合いもしない、高い値段の服を買って満足している。「そのお金があれば貯金しなさい。」と言いたいけど、何をされるかわからないので、ひっそりと準備を始めようと思う。