いよいよ、犯人がわかる時が近づいたのに、ネットで見てしまった犯人の名前。まさかと思っていたけど、渡瀬恒彦さんが演じる判事だった。でも、この人も亡くなっているから、どうなるのかと思ったら、協力者がいて余貴美子さんが演じる医師も関係していた。すべては、部屋のあちこちに設置されたカメラや本人が残したメッセージにこめられていた。正義感と人を殺してみたいと言う、正反対の気持ちがバランスを崩して、次々と殺していったらしい。このドラマは昨年末から今年の2月まで撮影されたそうで、渡瀬恒彦さんが亡くなられる、1ヶ月前の2/13が最終日だったと言うこと。そのせいか、ラストシーンはセリフとは思えないような、自然な感じの演技だったと思う。と言うのも、この犯人も末期ガンの患者で余命わずかだったのだ。もしかしたら、心のどこかで自分の思いと重なって、演じていらっしゃったのかな~と思った。あまりにも、自然すぎる演技が、ちょっと、こわく感じました。精一杯、力を振り絞って演じていらっしゃったのでしょう。渡瀬恒彦さん、お疲れさまでした。ゆっくり、休んでください。


ご冥福をお祈り致します。