小川菜摘さんって、すごい女優だなぁ~って思いました。演技なのか演技じゃないのか、わからない。存在感がハンパなくすごかった。元モデルでデザイナーの女性が殺されて、その女性が働いていた染め物工場の男が犯人探しのため、バスに乗る。そして、榊マリコも乗る。その後、男がバスジャックをする。「この中に犯人がいる。」と叫ぶ。榊マリコの考えで、いろいろと調べて犯人逮捕になるのだが、意外にも小川菜摘さんが演じる、パートのおばさん。きっかけは、モデルの時から女性のファンで、自分の思いこみで手紙を出したり、作品を買って応援していた。本人はあしながおばさんのつもりだったが、女性にはストーカーみたいに思われていた。ある日、彼女のあとをついて行ってレストランに入ると、彼女は肉を食べないベジタリアンだった。その時に、おばさんは彼女に声をかけた。おばさんにとっては働いてお金を貯めて買った、ストール。それを彼女に見せると、「もう少し、抑えた感じの服の方が~」(ニュアンスとしてはこんな感じ。)のひと言で怒ったおばさんは、彼女を追っかけて行ってストールを締め付けて殺す。このおばさんの気持ちもわからないではない。ただ、作品を作る側としてはこんなイメージで使ってほしいと言う思いもある。勝手に「あなたのファンです。」と言われて、馴れ馴れしくされても困るし、かと言ってそのおばさんを全否定するような意見もどうかな?とも思う。でも、ストーカーに近い行動は、やめた方がいいですね。よく、芸能人のプライベートな時に勝手に握手してとかサインしてと来る人もいるけど、ちょっと、TPOを考えてほしいなぁ~と思う。ファンは、ファンとしてのルールやプライドで動かないといけない。そう感じた。しかし、小川菜摘さんは迫力があってすごかった。これからも頑張ってほしいと思った。


ストーカーは、どこにでもどこからでもやって来ると言うことですね。好きな気持ちはわかるけど、ちゃんと自分の立場と相手の立場を理解して行動してほしい。自分がいやなことは相手もいやと言うことを考えてほしい。