日曜日は、テレビがおもしろくない。どうでもいいような内容の地元テレビ局のバラエティー番組(関東キー局のバラエティー番組には失礼な内容)が、はりきって放送するけど、観たことはない。他局の番組のパクリばかりでつまらない。かわいくもないアナウンサーがぶりっ子して下品すぎる。こんな時に、放送された日テレ系とE-テレの番組は素晴らしかった。今まで、知らなかった人の生涯にスポットをあてて教えてくれた気がする。

日テレ系は肥沼信次と言う医師についての番組だった。戦前にドイツに留学して戦争中も戦後もドイツに残り、戦況が激しくなる中、ソ連政府の命令(?)でヴリーツェンで発疹チフスの治療に当たり、自分の命を顧みずに治療に当たった。薬があると聞けばもらいに行き、夜は往診もした。そして、若い看護婦には看護の仕方も教える。家には帰ることはほとんど、なかったらしい。戦争も終わり、これからと言う時に、自らも発疹チフスで亡くなった。今でも、ドイツでは彼の功績をたたえる人が多くいると言う。現地の人たちによって建てられた墓地で眠っている。そして、その現地の方たちが東日本大震災の時に支援をしてくれたと言う。こんな素晴らしい人をどうして、日本は教えないのだろうか?戦争中に異国で異国の人たちを助けた、素晴らしい人なのにと疑問を感じた。ドイツの少年が「おじいちゃんを助けてくれたから、僕がいるんだ。僕のヒーローだ。」の言葉に驚いた。もっと、教えるべきだと思う。

もう一人は、E-テレ系の番組。ダイアナ妃が愛した版画家の吉田博。とても版画とは思えない、光の表現や色。素晴らしい。でも、日本で彼の版画を知る人はい少ないのに、ダイアナ妃は購入して部屋に飾っていた。洋画の世界でも、有名な人だったが当時の日本で起きた、新しい画風に合わなくてアメリカに行って、修行を重ね、自分だけの版画に辿り着く。洋画で鍛えられたスケッチ力と未知の版画の世界に挑む力で素晴らしい版画を作り出す。でも、彼の版画を知っている人は日本にどれくらい、いるのだろうかと思った。この人の生涯と共に版画も教えるべきだと思う。知らなかったことが恥ずかしいと思った。


今の学校の教育では教えられることに限界があるし、人によっては知らなくてもいいと思う人もいるだろう。近所の人の噂をする暇があったら、たまには、こんな番組を観るのもいいと思う。

ピコ太郎とりゅうちぇるについても書きたいけど、明日にしよう。意外と驚いた内容だった。

これはすべて、個人的な意見なので気にしないでください。多少、違う部分もありましたら、申し訳ございません。