今でも、思い出したくないことばかり…当時、私が住んでいる市では振り袖禁止となっていた。禁止にしなくても雪がすごいから、着て行こうと言う気にならないのにね。貧富の差が出るからと言うけど、あの頃はレンタルもあったし、親戚とか知り合いから借りる方法もあったのに、絶対に禁止。しかし、振り袖の代わりに服も買わなくてはいけないし、普段着と違うから、ほとんど着ることなく捨ててしまったような気がする。振り袖にしても服にしてもお金はかかるから、同じこと。それに気づかずに禁止にした人がおかしいとしか思えない。世間とかおしゃれとか若い人たちのことに興味もなかったのだろう?よくいるでしょう!意味もなく「恋なんかしたら、成績が下がる。」と言う先生。そんな感じだと思う。大雪だから、せっかくの服もおしゃれなブーツが履けなくて、ダサい長靴みたいなブーツで行くことになった。結局は同窓会みたいなものだし、私にとっては黒歴史の時だったので行くのもいやだった。途中で帰ってきたと思う。そして、写真を撮ることもなく終わってしまった。私の成人式の時には冷たかった母は、孫(妹の娘)には、着物を始めとして、いろいろと買ってあげているし、豪華な写真を自慢げに見せているのを見てムカついたこともある。時代の違いもあるけど、一言、「ごめんね。」と言ってくれてもいいと思うけど、言わない。これが、私と母の小さな戦争の始まりだったかもしれない。


今は、生きていられるかどうかわからないけど、還暦の時は赤いドレスを自分で作って、そして、そのドレスを着て写真を撮りたいと思っています。大好きな日暮里の繊維街で布地を買って作りたいと計画してます。3回目の成人式。元気でいられるかな?心配だけどね。