ズムサタでロリータファッションの特集をしていた。原宿に来ていたロリータファッションの女の人たちを取材してた。もっと、若かったらやってみたかったファッションの1つ。女の子はみんな、1度はお姫様に憧れる。ただ、やるかやらないかの違いだと思う。今はもう年齢的に無理だけど、写真だけでも撮りたいなぁと思う。夢だし憧れだからね。フワフワのスカートにフリフリのブラウスやカーディガン。おしゃれなタイツにかわいい靴。帽子とバッグもかわいさで統一。原宿は何を着ても許される街だと思う。

中学生から高校生の頃に読んでいた、週刊セブンティーンとかJOTOMOをに載っているファッションが好きだった。しかし、田舎にはなくて東京に行くこともなくてさみしかった。ある時、お隣の県に、憧れのMilkとHONEYHOUSEができたとかで、お金を貯めて買いに行った。当時のトレンドのHONEYHOUSEのショッキングピンクのトレーナー(今はスウェット)とMilkのサーキュラースカート(広げると全円になるスカート)を買った。憧れのブランドだからうれしくてうれしくて~気分は最高だった。ある日、4~5才の孫を連れて歩いていたおばあさんが、わざわざ、私を指差して言った。「あんた、大きくなってもあんな服を着たらダメやよ。」たぶん、私はにらんでいたと思う。失礼な人だと思う。田舎にはこんなおばあさんがいるから、ファッションを楽しめないし、文化も育たないし、若い人もいなくなるのではと思うけどね。でも、私はあきらめずにへこたれることもなく、自分の道を行くことにした。ただ、同じような考えとか趣味の人がいなくて、仲間や友だちができなかったのは残念だった。今は、こうしてネットと言うものがあるので楽しい。私の作品をブログを見たり読んだりしてくれるだけでもうれしい。

日本そのものもそうだけど、田舎は特にみんなと同じじゃないと認めないとか仲間に入れないことが多い。世の中には、いろいろな人がいていろいろな趣味の人がいる。統一する必要はないと思う。もっと、寛容になってほしい。若い人たちには、もっと、広く世界を見てほしい。田舎から日本から離れて、視野を広げてほしい。私ができなかった夢。