GSにめざめたのは小学生の頃だった。当時、近所に住んでいたお姉さんの影響だった。私の家は自営業で、まわりは大人ばかりで子供も少なかった。女の子は少なかった。だからなのか、近所のお姉さんの家に行っていたような気がする。舟木一夫さんが好きだった私に、そのお姉さんが聴かせてくれたのがタイガースのレコードだった。もちろん、部屋にはタイガースのポスターが貼ってあった。当然、昔、樹木希林さんがドラマでやっていたように、「ジュリー」と叫ぶ感じだった。世の中にこんなかっこいい人たちがいるんだ。それから、私のミーハー歴史が始まった。子供のくせに、舟木一夫さんよりはタイガースの方がかっこいいと思った。普通ならここで満足するのだが、好奇心旺盛な私は次から次と出てくる、グループが気になってしまった。スパイダース・ジャガーズ・テンプターズ・ブルーコメッツ・加賀テツヤとザ・リンド&リンダースそしてオックス。この他にもたくさんあるけど、私が気になったグループはこれらがメインかな?特に、テンプターズのショーケンとオックスの赤松愛さんは好きだった。2年ぐらいの間だったのに覚えているのは、すご~い衝撃的なことだったのかもね。なぜか、この頃の歌は歌える。今の歌は覚えられないのに・・・歌も衣装もビジュアルも、すべて衝撃的だった。ちょっと、おませな子供だったけど、あのお姉さんのおかげで知らない世界を知ることができたのはよかったと思っている。今はどうしているのかな?ありがとうとお姉さんに伝えたい。



あの頃の作詞家や作曲家はすごい人たちだったなぁ~と思う。かまやつひろしさんの「フリフリ」「バンバン」とかは、今聴いてもノレル曲だし、橋本淳さんやすぎやまこういちさんの詞や曲も、今、聴いてもいいなぁと思う。あれから、40年近くたった今でも聴ける歌は演歌以外でも、たくさん、あるのだと言いたい。