クロイスターズ美術館(The Cloisters)はメトロポリタン美術館の別館で、入場券が共通。もちろん同日中じゃないと駄目ですが。ハシゴするつもりで、朝からクロイスターズに向かいました。
クロイスターズはマンハッタン島の北端近くのかなり寂しいところにあるので、遅くなるとあまりよろしくない地域のようなので。

地下鉄A線で190th St下車、エレベータで地上へ出たらFort Tryon Parkの入り口が見えました。美術館は公園の中にあるので突っ切って行きます。

ハドソン川沿いです


景観を守るために川の向こう側の土地を美術館で購入しているとか。

建物は元修道院


フランスのシトー派やベネディクト派の修道院を移築したもの。

張り切りすぎてオープンの10時前に着いてしまった。しばらく待機。


しかも、後でわかったことにここは裏口だった…。

オーディオガイドは入場料とは別で7ドル。日本語あり。


iPodだった。なかなか充実の解説。ときどき賛美歌。これのお陰でじっくり見て回ってしまった。


目玉展示品、一角獣のタペストリー


フラッシュ焚かなければ写真OK。布なのに。海外の美術館って写真OKなところ結構あるよね。心広すぎじゃないかと心配になる。1枚で壁いっぱいの大きさのタペストリーが7枚くらいあって見ごたえあります。ユニコーンを捕まえる過程が描かれてました。

これは一角獣の角!


ではなくて鯨の牙。けれども中世、ユニコーンの角として取引されてたらしい。


こちらも目玉展示品、ステンドグラス


美しい。もう1箇所あるけれど、こちらのほうが好きだった。

絵画に描かれている草花が植えられている庭園


ここにも回廊(クロイスター)

想像で描いたのかな?と思われるラクダ…

うける。同じようなライオンもあった。あとドラゴンも。

一番メインで美しい回廊


別館で遠いけれどクロイスター美術館に来て良かったなぁと思いました。

中にある小さいカフェで休憩。


小さいのですぐに見終わるかと思いきや、興味深くてじっくり疲れるまで見てしまいました。この後、ここよりずっと広いメトロポリタン美術館に行くというのに、体力配分を間違えた気がします。

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クロイスターズ美術館(The Cloisters)
http://www.metmuseum.org/visit/visit-the-cloisters