de Young Museum「Modern Nature  Georgia O'Keeffe and Lake George」を見てきました。(2014/2/15~5/11)



デヤング美術館はゴールデンゲートパーク内にあって、この公園はものすごく広い。
週末は人出が多くて地上の駐車スペースは埋まっていてしばらく駐車場ジプシーしました。結局停めたのは公園の地下にある広い有料地下駐車場。デヤングの地階に直接繋がっていて便利だった。屋内だから車内暑くならないし、良かった。

ジョージア・オキーフ(1887-1986)は花のどアップの絵が有名な女性画家ですが、今回行った展覧会は長い生涯のうち、毎年ジョージ湖に行ってた1920~30年頃の作品が中心で、抽象画や、風景画などの花の絵以外が豊富。

オキーフのイメージ通りの絵は
・ Jack-in-the-Pulpitの連作 (1930)
・ Petunias (1925)
・ Apple Blossoms (1930)
他に葉っぱ、枯れ葉の絵など。

風景画は初めて見た。

・ Lake George (1922)
湖の湖畔からの視点。構図や色合いが東山魁夷を思い出す。東山魁夷館行きたいなー。

・ Starlight Night, Lake George (1922)
ゴッホの星降る夜に影響されている絵。

・ Lake George with Crows (1921)
鳥視点のパノラマ。描かれているクロウが千鳥の意匠まんまだなぁと思った。

・ The Chestnut Grey , 1924
夕焼けが終わって夜に変わる頃の絵で、こういう瞬間の切り取り方好み。観点が写真っぽい。

・ Alligator Pears (1920)
アボカドがつやっつやだった。つるつるに見えた。他にリンゴや梨の静物画も。

影響を与えた絵として、抽象画のカンディンスキーの小品、歌川広重の浮世絵「」上野山内月のまつ(名所江戸百景)「」が展示されていた。

広重の絵のタイトル確認するために検索したら、錦絵で楽しむ江戸の名所、国立国会図書館の電子展示会とやら、何これすごく面白いじゃないかー。凝ってるしすごいなぁ。


タイトル忘れたけれど空と雲の絵も気になった。出品作品一覧、どこかにないものか探したけれど、なさそう。面白く鑑賞したのでカタログの購入迷いましたが、卒業アルバムのような大判布張りハードカバー40ドルで、躊躇。普通にアマゾンで取り扱ってたので美術館での購入は見送り。でも気になる。でも買ったら捨てられないし異国の地でなるべく物を増やしたくない…。

このカタログ、どこにもデヤングの名を冠していないしアマゾンで売ってるし、でも展覧会の内容を網羅したもの。この展覧会は巡回展なのかな?デヤング以外の場所で開催しても同じカタログを使えるようにしてるんだろうか?日本の美術展のカタログって、その場で買わなければ一般書店では扱っていないから、便利だな、って思ったのでした。