念願の出場・初進出!! | TSM(トータル・スポーツ・マスター)のブログ

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秋の県大会も県記録の更新やTSMの歴代記録の更新など、煌びやかなことが目立ちましたが、そんな中でいつもヤキモキさせられる洗堰会場の2人をクローズアップしたいと思います。
2人はけっして走力や運動能力が優れているわけではないのですが、県大会への思いの強さで自分を伸ばしてきました。
 
前川大知(6年)
大知は5年生の時から競技会に参加し始めました。
初めての100mの記録は18“55と県大会へは程遠いと言える記録でした。
周りのメンバーが県大会出場を決めていく中で、大知自身も県大会出場を目標に掲げ、県大会出場者対象の練習会へも参加を要望して一緒に練習に励みました。
1か月後の2回目の出場時は17“64と1秒近くタイムを縮めてきましたが、そこからが苦戦しました。
100m、走り幅跳び、ボール投げ、ハードルと可能性を求めて様々な種目へトライして、ハードルへトライしてからは、本人も可能性を感じられたのか、練習への意欲が何段階もアップしたようでした。
それでも春の県大会には出場は叶わず、残るは秋の最後の大会のみとなってしまいました。
練習では標準記録をクリアできる実力を身につけながらも、深く考えすぎてしまうことが固くなることに繋がってしまうのでしょう。またベスト記録を出さなくてはいけないというプレッシャーもあってか、本番ではなかなかすべてを発揮しきれず、とうとうラストチャンスというところまで来てしまいました。
10月の県大会へ繋がる最後の競技会でその努力がやっと報われ、6年生最後のチャンスをものにしました。
ハードルに初めて出場した時には17秒台だった記録も1秒以上短縮し、堂々と県大会に名乗りを上げることができました。
残念ながら県大会本番ではベスト更新というわけにはいかなかったことが悔しさとして残ったようです。
スポーツに関してはネガティブさがあった大知が悔しさを表してくれたことは、大きな変化でした。これで満足しきってしまわず、自分の可能性を信じて様々なことにトライして進んでいってほしいですね。
 
上村空夢(5年)
空夢は上村コーチの次男坊です。1年生の時から講習に参加しています。
低学年の頃は楽しさだけで記録などはあまり気にせず、いろいろなことにトライしていたのですが、4年生になってからはやはり厳しさ、難しさを感じ始めたようで、講習前の自主練や居残りの練習へ積極的に取り組んでいました。
時折なよなよっとすることがありますが、50m、100m、幅跳び、ボール投げとすべてにトライし続けていて、本番に強いのでしょう、4年生の時から年々厳しくなる標準記録をヒヤヒヤさせながらもクリアし、県大会に出場し続けています。
5年になってからはハードルに力を入れて取り組んできました。春には危なっかしいながらも標準記録をクリアして、県大会出場を果たしました。
この秋の県大会では、なんと決勝へ進出し6位入賞という素晴らしい成績を残しました。決勝進出ということには本人も正直ビックリしていたぐらいです。
記録も15“38と6年生の標準記録をもクリアできるところまで伸ばしてきました。
今回のパフォーマンスは本人にも大きな自信になったようです。
 
2人に共通していることは、周りのメンバーへの嫉妬心などをもたず、あきらめることなく自分を高めることに集中してこれたことです。
この意識と精神はこれからも大きな力を与えてくれると思います。

自分でレッテルを張らず、格好付けずに頑張り続けることで成果が得られるという見本となる2人です。

(コーチ奥山)