昨日のニュースで、小学校の校長先生が卒業生に向けてスピーチしていた。その中で、

「今回のような試練を、どうして神は私たちに与えられたのか!私は神を恨む!」

と涙ながらに児童に訴えていた。

このような神観を子どもに披露することは、「教育者として不的確」と思った。

彼の考える神は、「気まぐれ」であり、気持ちのままに「人間の命をもてあそぶ」のかも知れないが、それは「あなたの誤った信念に過ぎない!」と言いたかった。

我が家の長女も「校長先生=一番エライ」と思っている。長女には、極力、既存の価値観から外れた生き方をさせたいと思い、「勉強しろ」とは一度も言ったことはない。

「先生と言われているからと言って、真実を語っているとは限らない、それは親とて同じ!」といつも言っているにもかかわらず、「校長先生」=「エライ」と思っている。

その先生が、上のような発言をするのは困ったものだと思う。

神は全ての権限を人間に与えられたのだと思う。今回の「人災」さえ神は見過ごされる。そして、神の意志と私たちの意志は同じである。